漢字が苦手なコースケが、先日初めて漢字テストで100点を取りましたっ!!
先週の漢字テスト、本当に100点だった😭✨
うちにとっては特別な100点。
夫と相談して、このテストは額に入れて飾ることに。笑
週末は宴。笑何より長男がめちゃ喜んでいる!私も嬉しい😭
こんな日が来るとは…涙出そう。
しばらくこの方法で覚えさせてみよう。#学習障害 #書字障害 https://t.co/18VrOhfsmL pic.twitter.com/hH2QjwOS64— あさこ@LD児の母 (@asaco0228) October 9, 2019
こんにちは、あさこです。
若干興奮気味です。
不遇の時代が4年、読みにも書きにも漢字にも、親子で苦しめられてきましたが一筋の光が見えました。
ある日ふと思いついた覚え方を試したところ、これまで0点のオンパレードだった漢字10問テストが次の日に100点!(驚)
まぐれかと思ったら、次週も100点!(号泣)
その後も100点だったり90点だったり80点だったり…。
100点を逃している時でも、その間違いは、送り仮名や、熟語の「お題じゃない方の漢字」の間違え(線や点が足りないとか多いとか)で、「お題のほうの漢字」は全て書けているんです!
これはまぐれじゃないゾ…ってことで、同じように苦しむ誰かの参考になりたいので、今回はその方法を公開します。
大前提に「一夜漬け」用です。
ただし、前回の読み対策の話もそうですが、今回もコースケに効果があっただけなので、他の方にも効果があるかどうかはわかりません。
大前提に、コースケは視覚認知に問題がないことがわかっています。

また、この方法で覚えた漢字は、残念ながら定着はしていないようです。
消費期限はおそらく1日くらい。笑
それでも、これまで一度も覚えられなかったのに、テストで書けたのですから、我が家ではひとまずこの方法を続けようと思っています。
コースケ用・漢字テスト前日対策
コースケの学校の10問漢字テストは、授業で使っている「漢字ステージ」というワークブックの1ページから出題されることが決まっています。
つまり、この漢字ステージの中に載っている熟語を全て覚えれば100点が取れるはず…。という状況です。
①漢字一文字、一文字を過不足なく書けるようにする
まず、本人が書いた練習帳を確認し、苦手そうな漢字をチェックします。
コースケは特に縦の線の動きや1本の線がどこまでつながっているのかを読み取る力が弱いので、縦線の多い漢字は要注意。
上の画像のページでいうと「基」「察」「移」「比」がダメそうです。
練習帳を見て、明らかに苦手そうな文字や、本人が「苦手」「どうなってるのか分かんない」と言った文字は、大きく書いたり、線やパーツを色分けや分解して語呂合わせを考えて書いたりして、その字そのものを正しく書けるようにします。
(※書くのを嫌がるので、私が書きながら見せて、コースケ本人が書くのは多くても各漢字を2回ほど)
上のカラフルな「察」は、私がコースケ用に作っている覚え方の用紙です。が、最近は少し慣れてきたのか、「この紙が無くても大丈夫」と言うようになってきました。
そして「そんなもの作ってられないよ」と思う方がほとんどだと思いますし、私も毎回作っていたわけではありません。
先日Twitterで共有したスマイル式プレ漢字プリントを使う方法や、以前は自分で4色のカラーペン(※線の重なりがよく分かるように蛍光ペン、半透明になるマーカーなどがおすすめ)を使って紙に書いてあげていたので、その一文字を覚える方法はなんでも良いと思います。
②熟語の「読み」を覚える
次に漢字練習帳の出題範囲に載っている例題から、問題になるであろう熟語や言葉をすべて拾い出して一枚の紙にプリントします。
コースケは文字が小さいとよくわからないようなので、文字のサイズは大きめにして、少しでも見やすいようにフォントはパソコンにデフォルトで入っていた「UDデジタル教科書体」を使いました。
この紙を見ながら私がランダムに指差しをして、コースケが口頭で答え、全ての熟語の読みがスラスラ言えるようになるまで繰り返します。
この用紙を作る時のポイントは、
です。
このSTEPでの私なりの目的は、
③漢字練習帳の「お題」の方の漢字を隠して書く
次に、先ほど読みを覚えた用紙の同じレイアウトで、今回の漢字テストの「お題」になっている漢字を空欄にします。
この用紙を作るポイントは
です。
先ほど一文字一文字の「読み」を意識した(はず)なので、次はその文字を書かせます。
このSTEPでの私なりの目的は、
④全部空欄にする
③の状態ですべての文字を埋められたら、最後はいわゆる普通の漢字テストです。
お題の文字が書けたところで漢字テストでは熟語が書けないと正解になりません。
これまで漢字を全然覚えられなかったコースケなので、意外とこれが難関…。
もう片方の文字が全然書けないんですよね…。
しかし、ここでもなるべく本人が思い出せるように、横から言葉でヒントを出します。
それで全て書けたら終了です。
その他で気を付けていること
①必ず漢字テスト前日の夜、寝る前にやる
この漢字テスト対策は、なにせ消費期限が短いので、必ずテストの前夜、寝る前にやります。
そして、これをやったら絶対にテレビ・スマホ・YouTubeを見せず、すぐに寝かせる!
昔、どこかで読んだ本に
脳は、眠る30分前に見たものの記憶を、寝ている間に刷り込む
と書いてありました。
真偽のほどはわかりませんが、本当ならこれをやってから寝る前にYouTubeなんぞ見られてしまったら、すべて水の泡…。
ですから、終わり次第ソッコーで寝ていただきます。
しかも朝食の時にもさりげなくこの②のプリントを卓上に置き、余裕があればもう一度読ませて刷り込みを完了させます。笑
②言葉のヒントを出しても書けなかったら、もう一枚
これをやるにあたり、答えを見て書けても意味が無い、書けないものがあったら意味がないので…。
③のプリントも、④のプリントもヒントを出しても出しても書けないものがあったら、答えを見て書き、その後もう一枚やるということにしていました。
最初は全く深い意味なくそうしたのですが、これが意外なところで効果を発揮しています。
と、いうのもコースケがもう一枚やるのが泣くほどイヤだから(というか泣いてる。笑)本当に必死で思い出そうとするのです。(笑)
このことからも分かるように、コースケ本人はやはり書くことも漢字もツラいのはツラいんですね…。笑
100点をとれるようになったコースケの変化
1週間経ってから同じ問題を解いてもきっと全然書けないであろうコースケですが、やはり、ずっとコンプレックスだった漢字のテストで点が取れたことは大きな自信になったようです。
まず、自信の表れなのか漢字テストでの筆圧があがりました。

Before やる気なし

after ちなみに3回目の100点
そして、最近では漢字テストの前日には必ず本人から
「明日漢字テストだから、あのプリント作って」と言ってくるようになりました。(感動)
あと、100点じゃなかったことを悔しがるようにもなりました。
…ついこの間まで0点だったのに…。
さらに、自分で覚え方を工夫したり、パーツ分けを考えたりするようになりました。
その後も漢字テストの時以外は漢字を全然使わないとか、聞けば社会の地図で県名の漢字が覚えられないとか、この間ひらがなで書いた「やきいも」が「やきいま」になっていたり、慌てているとやはり促音が抜けていたり、まだまだ全然課題山積みは変わらないのですが、、とにかく本人が「やったら出来た」を実感してくれたことが何よりも嬉しいです。
以上が、コースケに100点をもたらしたオリジナル習得術でした。
誰かの何かの参考になれば嬉しいです。