コースケのセリフに絶句「練習してるのに、漢字が書けない!読めない!思い出せない!」

こんにちは。あさこです。

漢字が苦手なコースケは、特に書字が苦手です。読む方に関しては、「活字慣れ」を目指してから少しマシになってきたのですが、書くほうは…相変わらず相当な苦手意識があるようです。字もめちゃくちゃ汚いし。

で、昨日、私と大ゲンカになりました。

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漢字の書き取りを異常なまでに嫌がる

詳細は別の機会にお話する予定なので割愛させていただきますが、就学以来、コースケは「書き取り」の宿題に異様なまでの拒否反応を示してきました。11月にリタリコジュニアに通い始めてから、荒れ具合こそ少しマシではあるものの、相変わらず積極的にとりくむことはありません。

昨日も、いつものように「漢字の宿題がイヤだ」と涙声でぐちゃぐちゃ言いだしたので、16時の外出までに終わらせるよう伝えたところ、癇癪?パニックを起こしたわけです。

で、ここ数日パラリンピックのCMが流れ「あの人、脚がない…」などとコースケが言うもので「脚がなくても、手が無くても、ほかの人に無理だろうと思われていても、頑張って練習して、ああやって活躍してる人がいるんだよ」とか、そんな話をしていたものですから…私もつい、カッとなってしまい

私「いやだとか、嫌いとか、やりたくない、とかそんなことばっかり言っているうちはなにも出来るようにならない。イヤでも嫌いでもみんなやってんの!頑張ってんの!!練習すれば、練習した人だけがした分だけ出来るようになるんだよ!!」

と、言ってしまったのですね。すると、コースケが大粒の涙をブワーっと溢れさせながらこんな言葉を返してきたんです。

「でも、俺は練習してるけど、全然なにも出来るようになってないじゃん!!字もきれいに書けないし、漢字だって読めないし、書けないし、書こうと思っても思い出せないし!!」

私「…(驚)。出来るようになってきてるよ?書ける字、増えてきたじゃん…?」

「全然出来てないよ!ほかの子はもっとちゃんと、たくさんできてる。俺だけ出来てない!!(号泣)」

私「‥‥‥。」

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学習障害は二次障害のほうが怖い、らしい

いやぁ~、、、この発言は正直かなりキツかったです。私から見ると、確実に成長はしているので本人もそこを認識して多少は前向きなのかと思っていただけに。。。こんな風に思っていたとは…。

その後夕食時に軽く聞いてみると、やはり最近またクラスメイト3人くらいに「お前の字、めっちゃ汚ねーな!全然読めねーし。」と言われていたことが発覚…。実際にめちゃくちゃ汚いので、相手に悪意はないのだろうと思いますが、こういう出来ごとから学習に対して自信を無くし、劣等感を強め、努力しても出来ないことから自己肯定感が低くなり、不登校になるケースなども、学習障害の子供には多いケースなんだそうです…。

ただ、親バカで申し訳ないのですが、コースケは、字が超汚くて、読み書きにつまづきはありますが、決して頭が悪いわけではなく、ほかはいたって普通です。でも読み書き、漢字って、全部の教科・学習につながってしまうので、、というか、日本で生きている限り、解放される日はこないです。しかも学生の間は本人の評価を大きく左右するものなので、悩ましい問題です。

「漢字は、書けなくても生きていける」

というわけで、昨日はこの劣等感・絶望感をどうにかしなければと(+外出する時間が迫って焦っていたw)、読み書き障害の話を聞いた時、大人なら誰しもが頭に浮かぶことを、昨日はついに口に出してしまいました。。

「コースケ、大人になれば漢字が書けなくても生きていけるから。」

と、ともにもう一つ。

「ただ、中学までに習う漢字が読めないと、“普通の人”として生きていくのは少し難しくなるかもしれない。書けなくても良いから、まずは読めるようになろう。」

昨日まで本人にはなにも伝えていませんでしたが、私の中では最近「書ける」ことは最終目標に変わりつつあります。ハードルが高すぎて。とにかく絶望しないでほしい。漢字が書けないくらいで、そこまで思いつめないでほしい。

「“苦手なんだ”って言っちゃいな」

コースケは、「どうせ丁寧に書いても“キレイ”だといってもらえない」とすでに思っているので、書字がどんどん雑になっています…。そこで、この機会に改めて、「キレイに書こうという気持ちで書けば、もう少しきれいな字が書けるのをお母さんは知っている。先生も丁寧に書いた時は気づいている」とそのことだけは知ってもらおうと思いました。

クラスメイトの件は、ハッキリ言って見た目が本当に汚いのでどうしようもないな…と思うと同時に、その後どうしたのか聞いてみると、どうやらマジ切れしたっぽいので、「友達には“俺は字を書くのが苦手なんだ”って言っちゃいな。」と伝えてみました。ほかの子が当たり前に出来ることを「出来ない」と認めるのは本人にとってかなり苦しいことかもしれませんが…。

「お母さんも、友達みんなに“私お料理が苦手なの”って言っているよ。」と一例をくっつけて。「見た目が普通のお料理でも、すごくお料理が得意って言っている人が作ったのと、お料理苦手なんだー、、って言っている人が作ったのでは、見た人の気持ちが違うでしょ。」と。言いたいこと伝わっていれば良いのですが…。

「そんなに自分でハードルあげなくていいよ、コースケ」

でも、私自身もそう思わせてしまったうちの一人なのかも‥‥と思うと、まだまだだな、と反省します。

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